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音楽 アーカイブ

2006年11月26日

古風なティエント

4年ほど前に買った村治佳織のDVDで聴いたアルペジオが美しいロドリーゴの曲、TIENTO ANTIGUO。
3年ほど前にフォレストヒルギターアカデミーの夏合宿でレッスンを受けた曲だが、最近久しぶりに弾いている。秋や冬に似合う曲だからかもしれない。
ロドリーゴの作品には他にはない独特な響きやスケールが存在する。そして、心の深い影の部分を描写しているような曲が多く、一度はまると抜け出せない、ずるずる引き込まれていく迷宮のような世界がある。祈祷と舞踊などはその最たるものだろう。
この曲、TIENTO ANTIGUO(古風なティエント)も小品ながら独特な魅力を放つ曲だ。「ティエント」とは、あるホームページによると、「タンゴを遅くした曲で、独特のメロディーをもつ。昔はタンゴとティエントの明確な区別はなく、すべてタンゴと解釈されていたそうだ。それが、時の流れとともに別の曲として認識されるようになっていった。Tientoとは「手探り、注意深く」を意味する単語。その名の通り、ギターとカンテはお互いを探りながら絶妙なタイミングで受け答えをする。」とのことだ。DVDのライナーノートによれば、自由な、しかし高度な技法を用いた楽曲を指すとある。スペインの音の織物という表現があったが、まさにピッタリの言い回しだと思う。
この曲をもっと弾きこむことで、ロドリーゴの世界観に少しでも触れてみたい。

2006年11月29日

11月のある日

今日は時間があるのでもう一つ書くことにする。
毎年11月になると弾いている曲「11月のある日 - Un Dia de Noviembre -」について。
#ベタだが(笑)

この曲を初めて聴いたのはもう10年以上昔になる。フォレストヒル・ギター・アカデミー(当時はフレット楽器モリオカ)という僕が通っていたギター教室のオーナーがよく弾いて聴かせてくれたのを覚えている。初めて弾いたのは4年ほど前。

作曲は南米キューバ出身のLEO BROUWER(レオ・ブローウェル)。ブローウェルは現代を代表するクラシックギター作曲家の一人でその作品には非常に前衛的な曲が多い。しかし、この曲は前衛さとはかけ離れた哀愁ただようバラードのような曲だ。「11月」という秋の雰囲気がよく出ている。

テレビで「情熱大陸」を長く見ている人は、この曲に聴き覚えがあるかもしれない。
何年か前、若いギタリスト大萩康司が出演した時、この曲が彼の演奏で流れた。
彼のデビューアルバムのタイトルがこの曲「11月のある日」だったからだ。

1998年、彼は若くしてキューバのハバナ国際ギターコンクールで第2位、レオ・ブローウェル作品の最優秀演奏賞を受賞した。以来彼は日本に凱旋し、村治佳織と並んで日本を代表する若手ギタリストとして知られるようになった。

その大萩康司だが、実はフォレストヒル・ギター・アカデミーのOBである。更に言えば、僕が大学生でギター教室に通っていた頃、彼は高校生で宮崎から習いに来ていた。いわゆる「同門」だ。その頃は日に焼けた坊主頭の普通の高校生だったのだが、僕が社会に出て数年後に知った彼は、レコードデビューを華々しく飾り、情熱大陸にまで出演する”凄い人”になってしまっていた。

今も僕は11月のある日を弾く時には彼のCDを聴いている。
11月という季節を感じながら。
大萩康司の今後の活躍を期待しながら。

2006年12月09日

BassDays

Bass Ninja.
新進気鋭のベーシスト、今沢カゲロウの異名だ。
先日TowerRecordで偶然知ったアーティスト。一聴してその低音の魅力に取り憑かれた。衝動買いでCDを買ったのは久しぶりだ。

そして今日、NU茶屋町のTowerRecordで彼のインストアライブが開催され、僕も彼のCDを携えて会場に向かった。
18時。
初っぱなから「エンサイクロペディア・オブ・ベース・アート」。CD「ベースデイズ」1曲目の曲だ。
とにかく凄い。格好いい。しびれる低音だ。

数小節を弾き、それをバッキングに音を重ねていく。
ベース一本でここまで表現できるとは新鮮な感動だ。

僕はギターを弾くが、同じ弦楽器としてベースは相性の良い好きな楽器だ。学生時代はウッドベースと合わせて合奏したものだ。しかし、今沢カゲロウのベースはこれまで僕の知っていたベースとはわけが違う。リズム、テンポ、展開、そして独創性、全てに置いてこれまでの僕のベースへの常識を覆すものだ。

インストアライブの約30分間、僕は彼の演奏に釘付けだった。
#昆虫トークも不思議な世界をかもし出していた。。。

ここ数年、日本のアーティストは頑張っていると思う。先日ブログに書いた大萩康司もそうだが、彼、今沢カゲロウもBassDay 2006(ドイツ)で名を上げた海外凱旋組だ。日本のアーティストが海外で認められ活躍するするのは、同じ日本人として嬉しいことだ。

低音好きの人、弦楽器好きの人、必聴の一枚だ。

2007年01月23日

久石譲

先日、みゅーじんという番組に久石譲が出ていた。
ジブリアニメや北野武監督映画でお馴染みの作曲家である。

僕は高校生の頃よく聴いていた。初めてレンタルショップでレンタルしたCDも久石譲のものだった。混じり気のない純粋さや、吟遊詩人のような何ものにもとらわれない自由で美しい世界を感じる。

何枚か彼のCDを持っているが、随分昔に購入したSynphonic Best Selectionはオススメだ。
その頃特に好きだった曲は「レスフィーナ」という少しもの哀しいピアノ曲。
何というかうまく言葉に出来ないが、哀愁漂う情緒溢れる曲想がとにかくいい。

久石譲の音楽は懐かしさも手伝って、ちょっぴりノスタルジックな気分にさせられる。
最近忙しさにまかせて忘れていた感情だ。

たまには音楽に感情を委ねて現実を離れて想いを巡らせてみるのも良い。
最近そういう余裕があまり無いが、今週末はゆっくり時間を作って音楽に浸ってみたい。

2007年01月27日

初合わせ ~サックスとギターの狂演~

今日はかねてよりセッションしようと話していたHI君との初合わせ。

HI君はアルト・サックスをやっている。まだ初めて一年くらいながら毎週レッスンを受け、今では淀川で夕日を浴びながら練習するという80年代の青春映画のワンシーンような荒業まで見せてくれるツワモノである。

僕とは時々音楽話をしたりJAZZ BARにで酒を飲む趣味仲間だったのだが、そのうち一回合わせてみようかという話を半年前くらいからしていた。先週たまたま本屋で良さそうな楽譜を見つけたので、ようやく今日の初合わせに至ったわけである。

場所はちょうど僕の住むマンションの共同集会所を安く借りることができた。

早速初合わせ。
一曲目は「IF WE HOLD ON TOGETHER」。ダイアナ・ロスの名曲である。

「じゃあいくよー。1,2,3,ハイ。。」

『ブォーーーン♪♪』

HI君の激しすぎる一発がビリビリと部屋の空気を引き裂いた。

「ストップ!」

何!?サックスってこんなに音でかいのか??
ギターの繊細な音など見事にかき消されてしまう。

HI君に音量を小さめに吹いて貰うことにして、気を取り直してもう一度。

『ブォブォブォブォーーーブォブォーーーーブォブォーーーブォーーー。。。♪♪』
『タ リ ラ リ タ ラ リ ラ タ リ ラ リ タ ラ リ ラ 。。。♪♪』

最初は拍合わせから悪戦苦闘したが、一時間後には少しずつ合うようになってきた。
なんとかいけそうである。

しかし、まぁ、やはりセッションはいい!
音楽は一人で楽しむこともできるが、誰かと合わせることで面白さの幅が広がる。
以前職場のHF君のビオラとセッションしたが、非常に面白かった。

さぁHI君、一緒に頑張ろうぜ。

2007年02月07日

やり直し。

この日曜日もセッション練習したのだが、そこで大きな問題が発覚。
アルトサックスはEフラット管であり、「ド」を吹けばEフラットが鳴るのだ!
そして、当然楽譜も移調して書かなくてはならない。
知らなかった。。。先週合わせたのに気付かなかったことが恥ずかしい。

ということで、やり直しだ。

楽譜を作り直す必要がある。
昨年秋頃購入してほとんど触ることの無かったMIDIソフト『Singer Song Writer Lite5.0』の出番だ。
他のMIDIソフトは使ったことがないがこのソフト、一通りスコアを入力して鳴らして楽譜にするにはなかなか使い勝手が良い。
今回はメロディーだけだったので一時間くらいで完成した。

早速音を鳴らして流してみる。問題ないようだ。
試しにPCで鳴らすメロディーにギターを合わせてみる。スピードもこんなものだろう。
早速Eフラットに移調して、楽譜の体裁を整えて印刷。

すまない、HI君。
次回、今度こそちゃんと合わせよう!

2007年02月24日

ラスト・セッション

「会社を辞めることにした。」

このブログにも時々登場していた親しい友人HI君がそう僕に打ち明けたのは数週間前うちで二人で飲んだ時のことだ。HI君の決意を、僕は心のどこかで「そうか、いよいよかぁ。」と思いながら聞いていた。

理由や今後については個人的なことなので触れない。
友人を送り出すのに企画した今日の送別会のことだけ書き留めておきたい。

今日の送別会はHI君と彼の彼女と同僚を招待予定だったが、残念ながら同僚たちはそろって風邪でダウン。結局僕を含め3人での会となった。

飲んだり食べたりするだけではなく何か思い出に残ることを一つやりたかった。そこでブログにも書いていた、かねてから練習してたセッションを急ピッチで仕上げて今日本番をしようということにした。そのためにこの一週間は時間があれば音を合わせ、そしてなんとか形にしたのだ。
それに加え3人で個人演奏を一曲ずつ持ち寄って、合わせて4曲。間もなく引き払われるHI邸にて3人だけのミニサロンを行った。


H.I邸にて

1曲目。CDの伴奏に合わせてHI君がサックス教室で習った一曲を披露。
2曲目。僕からユーミンの「海を見ていた午後」を贈った。
3曲目。彼女が昔嗜んだピアノ曲を披露。
そしてラスト。完成させたばかりのダイアナ・ロスの「IF WE HOLD ON TOGETHER」を3人でセッション。途中何度か危なくなったがなんとか合わせ切った。

急造メンバの上練習もほとんどできなかったので、もちろん演奏レベル自体は大したこと無い。
でも一つのことをなんとか形にしたというちょっとした達成感はあったと思う。
二人ともこの企画をとても喜んでくれたし、それが嬉しかった。

セッションの後はウチに場所を移して送別パーティ。
HI君得意のサラダ、僕の得意パスタ、その他をキッチンで作り、キール・ロワイアルで乾杯。
とりとめなく深夜まで飲んで話しをした。

これから一緒に飲めなくなるのは残念だ。
次に一緒に飲む時、きっと今日以上に美味い酒になることを期待したい。

2007年03月04日

今、フィンガーピッキングが熱い!

押尾コータローがメジャーデビューしてからだろうか、ここ数年アコースティック、とりわけフィンガーピッキングの世界が熱い。フィンガーピッキングとは、身体の一部である指先を使って直接音を紡ぎ出す演奏スタイルで、より自然な音色や響きが生まれるのが特徴である。

その少し前、それまでマイナーだったクラシックギターが村治佳織を中心に一躍脚光を浴びたが、それに続く流れなのだろうか。押尾コータローなんて最近タワーレコードではPOPSにカテゴライズされCDが並んでいる。

先週一冊の本を買った。
「フィンガーピッキングスタイルで楽しむ極楽ソロギターサウンド」

国内外の著名フィンガーピッキング奏者のスタイルやbiographyが纏めてあり、僕の知らないプレイヤーも何人も載っていたので興味と知識欲から思わず買ってしまった。
プレイヤーのリズム、サウンド、ピッキング、フィンガリング、コードワーク、フレージングの6項目についてのコピー難易度が5段階レーダーチャートで掲載されていた。コピー難易度が高いとはつまり、「これどうやって弾いてるの?」度が高いということ。テクニックが必要ということである。

最近日本ソロ・ギター界では小沼ようすけの人気が上昇中。彼のチャートは平均3.5というところ。ベテランの渡辺香津美はサウンド以外は4という難易度。この人の演奏は渋みがあって好みだ。そして、押尾コータローは流石、ピッキングが5。他もサウンド以外は4という高難易度。

ここまではなんというか「一般的な天才の領域」という感じがする。しかし、ここから「本物の天才」が登場する。まずはパコ・デ・ルシア。サウンド以外最高の5!パコはフラメンコギタリストで僕も大学の頃から知ってる。CDやDVDも持っている。東京で1万円のコンサートにも行った。パコの演奏はとにかく神がかっている。誰にも真似なんて出来ない。業界では100年に一人の天才と言われている。

しかし、パコ・デ・ルシアが最高だろう、と思ってページをめくって驚いた。なんとオール5がいる!誰だ??

そこには、、、、Michael Hedges(マイケル・ヘッジズ) の名があった。
知ってる、、、ウィンダム・ヒル・レーベルのプレイヤーだ。しかし注目して音を聴いたことは無かった。
更に、他のプレイヤーの説明を読むと多くのプレイヤーがヘッジズに影響を受けているのが分かった。ウィンダム・ヒル・レーベルの創始者ウィル・アッカーマンが「マジックだ!」と叫び、押尾コータローが憧れるというその演奏とは一体どんなものなのか?

ということで、今日、、、買ってしまった。ヘッジズのベスト版ともいえる「BEYOND BOUNDARIES」。
1,2曲目と聴いてみて感じたのは、典型的ウィンダム・ヒル・サウンドだということ。ヘッジズのCDと知らずに聴いたとしてもそう感じただろう。大学の頃よく聴いていたウィル・アッカーマンと同じ感じだった。あまり新鮮味を感じなかったというのが正直なところだ。ところが5曲目の「リチュアル・ダンス」を聴いて驚く。押尾コータローの代表曲「HARD RAIN」にそっくりなのだ。いや、ヘッジズはすでに97年に他界しており、もちろん押尾コータローのほうがヘッジズに似ているのだが。押尾がドラマチックにHARD RAINを弾くのに対し、ヘッジズはさらりと難曲を弾いている。押尾コータローは個人的に好きなのだが、正直次元の違いを感じた。演奏もすばらしいが、こういうギターの世界を初めて作り出したこと自体が確かに天才的だった。

ヘッジズの音楽が押尾コータローに影響し、その押尾は今日本のソロ・アコースティックギタリストの若手代表格と目されている。今後も押尾コータローを中心にヘッジズにインスパイアされた楽曲がこの日本でも生まれてくるだろう。その源となったヘッジズを知ることができたのは収穫であった。

2007年03月17日

クリスティーナ・ブランコ

一枚のCDを入手した。

なんとも言えない、、、心を掴まれる甘美な歌声。
どこか懐かしい、どこかもの悲しい音楽。

CRISTINA BRANCO(クリスティーナ・ブランコ)。
1972年ポルトガル出身、1998年オランダでデビュー、2004年には来日もしている。
僕と同い年の彼女の歌声は、透明度が高く、甘く、それでいて力強さをも感じる。

昨年旅行したポルトガルの話をした後輩から勧められた一枚がこのUlisses(ユリシーズ)である。ライナーノートによると、ユリシーズはギリシャ神話の英雄でありリスボンの街を築いたとされる神ということだ。

ポルトガル、リスボン、、、そう、彼女の音楽基盤はリスボンで生まれアマリア・ロドリゲスにより世界に広められたファドにある。特徴あるポルトガルギターの音色が、昨年の夏リスボンで幾度か足を運んだファドハウスのほの暗い雰囲気やファディスタを思い出させる。

この、”ユリシーズ”では純粋なファドではなく、ファドのテイストとJazzのテイストが融合したような雰囲気を創り出している。ファドでは使用されないピアノが伴奏をつとめてることからも、伝統的なファドとは異なることがわかる。選曲もポルトガルのファドだけでなく、アルゼンチンやカナダの曲が含まれている。

2曲紹介したい。

2曲目の「アルフォンシーナと海」。
アルゼンチンのアリエル・ラミレス作曲。
彼女の甘美な歌声がひときわ美しく感じられる。間奏部ではポルトガルギターが旋律を奏で、ファド的な哀愁が漂う。

4曲目の「丸いことば」。
ピアノの美しいアルペジオの上で彼女の甘く切ない声でしっとりと歌われている。
時々ポルトガルギターのヴィブラートが効果的に使われている。
このCDで僕が一番好きな曲だ。
この曲は独裁政権下で投獄されたジョゼ・アフォンソの作品で、検閲を免れるため意味不明の歌詞となっているそうだ。僕も昨年旅行した時にガイドブックで初めて知ったことだが、ポルトガルは今でこそEUに加盟する現代国家だが、1974年まで独裁政権が敷かれヨーロッパで最も近代化が遅れていた国なのだ。僕やクリスティーナ・ブランコが生まれた翌年に無血革命(カーネーション革命)がおこり、ジョゼ・アフォンソの曲が革命のテーマ曲となったそうだ(この曲ではないです)。

いずれもこちらから試聴できる。
http://www.universal-music.co.jp/classics/non_cla/christina_branco/discography.html

これまでポルトガルの音楽はファドというジャンルでしかとらえておらず、一人一人のアーティストにはほとんど注目してなかった。(せいぜいアマリア・ロドリゲスを知っていた程度。)

僕のリストにまた一人、注目すべきアーティストの名が加えられた。

2007年05月27日

サックス発表会ライブ出演

昨日のホームパーティで飲み過ぎてしまい、二日酔いでの最悪の目覚めだった。
しかし、今日はH.I君たちとサックス発表会ライブに出演することになっている。
シャワーを浴び、二日酔いを少し覚まして家を出た。

友人と待ち合わせ、電車で神戸の元町へ向かう。
元町駅でH.I君たちと合流し、会場へであるライブBar「CAFE萬谷宗兵衛」に入る。
薄暗い地下にある、いかにもライブハウスっぽい感じだが、中は洒落た空間になっていていい雰囲気である。

店に入るなり、中はスタッフや演奏者が所狭しと準備中。
席を確保し、楽器を取り出す。
僕たちも簡単なリハでマイク調整や立ち位置の確認を行った。
ステマネの動きもテキパキしてて気持ちいい。

準備が済み、昼食をとりに一旦外に出た。
近くの中華料理屋に入り、僕はまだ二日酔いが残っていたので油っぽいものは控えて中華粥を食べた。
戻ってくると、既に発表会は始まっていた。

サックス教室の発表会なので、基本的には全てサックス奏者ばかり。
サックスの音量は、会話ができないほどの大音響。
バックにインストを流してサックスでメロディーを吹く、まぁ言ってみればカラオケスタイルだ。

僕らのような異楽器の組み合わせは少数派である。
ギターとの組み合わせはSPAINという曲と僕らだけだった。

さて、いよいよ順番がまわって来た。
僕たちの曲は先のブログにも掲載していた「If we hold on together(ダイアナ・ロス)」である。
昨日二時間くらいマンション横の集会所で合わせただけなのでまぁレベルは低いのだが、今日は他の奏者もピンキリなので気が楽だ。

ステージに上り、ピアノとギターの伴奏から入る。なかなかいい感じだ。
観客までの距離が近い。
結構僕のギターの方を見てる人が多い。やっぱり珍しいのだろう。
H.I君のサックスのメロディーが入ってくる。
昨日は初っ端の音がはずれがちだったが、今日はバッチリ。
本番に強いところは流石だ。
H.I君の強い?要望で繰り返しをなくした分、2分程度で演奏終了。
途中、何度かミスったが、あまり気付かれてはいないだろう。。。
練習不足で二日酔いの割にはなかなかいい演奏だった。

演奏が終わると何故かインタビューが始まった。
さすがは発表会。
僕は正確には部外者なのでインタビューはH.I君に任せて控えめにしておいたが。
後で聞いたが司会もインタビューワーもサックス教室の生徒とのこと。
なかなか息の合った感じである。

席に戻ってドリンクをオーダーし、それからはゆっくりとサックス奏者の演奏を楽しんだ。
サックスの音が大きいせいか、発表会は派手でちょっとしたお祭りのようなイベントのようになっている。
これまで僕が経験したギターの発表会とは雰囲気が違うが、こういうのもまた楽しい。
また機会があれば参加してみたいものである。

s_sax20070527_2.jpg

※共演者の肖像権保護のため写真をデフォルメしております。

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