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11月のある日

今日は時間があるのでもう一つ書くことにする。
毎年11月になると弾いている曲「11月のある日 - Un Dia de Noviembre -」について。
#ベタだが(笑)

この曲を初めて聴いたのはもう10年以上昔になる。フォレストヒル・ギター・アカデミー(当時はフレット楽器モリオカ)という僕が通っていたギター教室のオーナーがよく弾いて聴かせてくれたのを覚えている。初めて弾いたのは4年ほど前。

作曲は南米キューバ出身のLEO BROUWER(レオ・ブローウェル)。ブローウェルは現代を代表するクラシックギター作曲家の一人でその作品には非常に前衛的な曲が多い。しかし、この曲は前衛さとはかけ離れた哀愁ただようバラードのような曲だ。「11月」という秋の雰囲気がよく出ている。

テレビで「情熱大陸」を長く見ている人は、この曲に聴き覚えがあるかもしれない。
何年か前、若いギタリスト大萩康司が出演した時、この曲が彼の演奏で流れた。
彼のデビューアルバムのタイトルがこの曲「11月のある日」だったからだ。

1998年、彼は若くしてキューバのハバナ国際ギターコンクールで第2位、レオ・ブローウェル作品の最優秀演奏賞を受賞した。以来彼は日本に凱旋し、村治佳織と並んで日本を代表する若手ギタリストとして知られるようになった。

その大萩康司だが、実はフォレストヒル・ギター・アカデミーのOBである。更に言えば、僕が大学生でギター教室に通っていた頃、彼は高校生で宮崎から習いに来ていた。いわゆる「同門」だ。その頃は日に焼けた坊主頭の普通の高校生だったのだが、僕が社会に出て数年後に知った彼は、レコードデビューを華々しく飾り、情熱大陸にまで出演する”凄い人”になってしまっていた。

今も僕は11月のある日を弾く時には彼のCDを聴いている。
11月という季節を感じながら。
大萩康司の今後の活躍を期待しながら。

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2006年11月29日 23:49に投稿されたエントリーのページです。

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