今日、学生時代の友人の結婚式に行ってきた。
”ハカセ”とは我々がまだ18,19歳の大学一年生の時に彼に付けたニックネームだ。
理由?無論その風貌にある。おそらく彼を見て多くの人が納得するであろう。
式場は”門司港レトロ”で観光名所となっている門司港。小倉からローカル線で20分。殺風景な海岸線の先にそのレトロな街はある。実は、11年前に私が新入社員研修で4ヶ月を過ごした懐かしい土地だ。旧門司三井倶楽部など、明治時代の雰囲気を今に伝える駅前からほど近い式場で、ハカセの結婚式は行われた。
ハカセとは大学のクラシックギタークラブで一緒だった。体は華奢で声も小さいが、誰にでも優しく面倒見の良い人柄から誰からも好かれていた。そんなことから我々が3年生の時に彼は部長に推され、1年間務めあげた。
ハカセは結婚式でも披露宴でも緊張のせいか声も小さかったが、考えてみれば小声で一言一言かみしめるように話すところは昔のままの彼のスタイルだ。奥さんは人当たりの良さそうな明るい人だった。しっかりハカセを支えてくれることだろう(逆!?)^^;
今日集まったのは当時のクラブ同級生7名。中には卒業以来の友人もいる。皆すっかりいいオヤジなのだが、それでもあまり学生の頃から変わってない。久しぶりに学生時代に戻り、昔話で盛り上がる、、、かと思ったのだが、近況報告に始まり仕事関係の話ばかりだった。入社10年を越えて中堅どころにもなってくると、仕事話が会話の共通語のようになってくるかもしれない。知らず知らず”オトナ(オヤジ?)”になったということか。
世間知らずで些細なことに一喜一憂し、金は無いけど情熱と希望と時間だけは溢れていたあの頃。まだガキで馬鹿話ばかりしていた俺たち。オヤジになってもずっと持ち続けていたいものだ。
互いの連絡先を確認し、また会おうということになった。
次は京都ででも、ちょいワルおやじで集まろう。