「会社を辞めることにした。」
このブログにも時々登場していた親しい友人HI君がそう僕に打ち明けたのは数週間前うちで二人で飲んだ時のことだ。HI君の決意を、僕は心のどこかで「そうか、いよいよかぁ。」と思いながら聞いていた。
理由や今後については個人的なことなので触れない。
友人を送り出すのに企画した今日の送別会のことだけ書き留めておきたい。
今日の送別会はHI君と彼の彼女と同僚を招待予定だったが、残念ながら同僚たちはそろって風邪でダウン。結局僕を含め3人での会となった。
飲んだり食べたりするだけではなく何か思い出に残ることを一つやりたかった。そこでブログにも書いていた、かねてから練習してたセッションを急ピッチで仕上げて今日本番をしようということにした。そのためにこの一週間は時間があれば音を合わせ、そしてなんとか形にしたのだ。
それに加え3人で個人演奏を一曲ずつ持ち寄って、合わせて4曲。間もなく引き払われるHI邸にて3人だけのミニサロンを行った。
1曲目。CDの伴奏に合わせてHI君がサックス教室で習った一曲を披露。
2曲目。僕からユーミンの「海を見ていた午後」を贈った。
3曲目。彼女が昔嗜んだピアノ曲を披露。
そしてラスト。完成させたばかりのダイアナ・ロスの「IF WE HOLD ON TOGETHER」を3人でセッション。途中何度か危なくなったがなんとか合わせ切った。
急造メンバの上練習もほとんどできなかったので、もちろん演奏レベル自体は大したこと無い。
でも一つのことをなんとか形にしたというちょっとした達成感はあったと思う。
二人ともこの企画をとても喜んでくれたし、それが嬉しかった。
セッションの後はウチに場所を移して送別パーティ。
HI君得意のサラダ、僕の得意パスタ、その他をキッチンで作り、キール・ロワイアルで乾杯。
とりとめなく深夜まで飲んで話しをした。
これから一緒に飲めなくなるのは残念だ。
次に一緒に飲む時、きっと今日以上に美味い酒になることを期待したい。