メイン | 2006年12月 »

2006年11月 アーカイブ

2006年11月26日

古風なティエント

4年ほど前に買った村治佳織のDVDで聴いたアルペジオが美しいロドリーゴの曲、TIENTO ANTIGUO。
3年ほど前にフォレストヒルギターアカデミーの夏合宿でレッスンを受けた曲だが、最近久しぶりに弾いている。秋や冬に似合う曲だからかもしれない。
ロドリーゴの作品には他にはない独特な響きやスケールが存在する。そして、心の深い影の部分を描写しているような曲が多く、一度はまると抜け出せない、ずるずる引き込まれていく迷宮のような世界がある。祈祷と舞踊などはその最たるものだろう。
この曲、TIENTO ANTIGUO(古風なティエント)も小品ながら独特な魅力を放つ曲だ。「ティエント」とは、あるホームページによると、「タンゴを遅くした曲で、独特のメロディーをもつ。昔はタンゴとティエントの明確な区別はなく、すべてタンゴと解釈されていたそうだ。それが、時の流れとともに別の曲として認識されるようになっていった。Tientoとは「手探り、注意深く」を意味する単語。その名の通り、ギターとカンテはお互いを探りながら絶妙なタイミングで受け答えをする。」とのことだ。DVDのライナーノートによれば、自由な、しかし高度な技法を用いた楽曲を指すとある。スペインの音の織物という表現があったが、まさにピッタリの言い回しだと思う。
この曲をもっと弾きこむことで、ロドリーゴの世界観に少しでも触れてみたい。

2006年11月27日

19年ぶりの友人へ

土曜日の晩、中学時代からの20年来の友人でホテルに務めているFさんから突然メールが来た。
なんと、同じく中学時代の親友だったスイがFさんのホテルで明日結婚式を挙げるということだった。
スイとは高校が別々で大学に上がる頃には音信が途絶えてしまっていた。
彼の実家は歯科医なのだが、彼もまた歯科医になったそうだ。夢が叶ったんだなぁ、スイ。
相手は局アナだそうだ。
懐かしさと思わぬ知らせにどうしても一言お祝いを言いたくなった。
インターネットで調べると、朝7時までに申し込めば、その日の午前中に届くという電報があったので、祝電を送ることにした。

--------------------------------------------------------
スイ、ご結婚おめでとうございます。
中学のクラスメートだったTです。
中学卒業以来だから19年ぶりくらいでしょうか?

突然のことで驚かれたことでしょう。
昨晩、本当に偶然中学時代の友人からスイが結婚することを耳にしました。
懐かしくてどうしてもお祝いを言いたくなりました。

あの頃は学校でよく一緒に遊んだね。
夏休みの宿題でスイとK君と私の3人でスイの家に徹夜してA中学校の模型を造ったこと、覚えてますか?
またいつの日か再会できるといいな。

スイ、本当におめでとう!どうかお幸せに!
--------------------------------------------------------

祝電披露されるのは気が引けたので、Fさんに頼んで彼に手渡して貰った。

スイはとても驚き、懐かしがり、そして喜んでくれたそうだ。
なんと局アナの奥さんは僕と高校が同じで僕のことを知っていたそうで、二人で喜んでくれたそうだ。

それを聞き、大切な絆を一つ取り戻すことが出来たような気がした。
19年ぶりの絆、大切にしたいと思う。

直前に教えてくれたFさんにもとても感謝している。
中高時代を思い出し、友人の大切さが心にしみた、ちょっとセンチでほろ苦い週末だった。

2006年11月28日

二人ともおめでとう。

おめでたい話が続く。
我が弟二人から続けざまに朗報がもたらされたのだ。

5歳下の弟に子供が出来たそうである。
両親にとっては初孫である。大層な喜びようであることが想像に難くない。
長男(ワタシ)がブラブラしてる分、三男は兄弟で最も堅実に人生を歩いてくれているようである。
ところで実はこの弟が生まれた時、当時4歳だったワタシは弟の命名に参加した記憶がある。
”マーボー”と呼ばれていた従兄弟の呼び名を羨ましく思っていた私の言い放った「ターボーがいい!」の一言が、現在の弟の名前になったと固く信じている。
そんな弟に子供とは、、、ちょっと複雑な心境ではある。
いっそもう一度命名に参加してみるか?
おめでとう。

その直後、今度は2歳下の弟からメールが来た。
以前彼女の報告は受けていたのだが、11月11日に入籍したとの知らせだ。
オイオイ、ダブルで朗報とはたたみかけてくれるではないか。
昔、兄弟一やんちゃだった次男も落ち着くこととなった。
おめでとう。

我が家系の将来は明るいようである。

正月は賑やかになるだろう。
想像される両親からの小言をかわす策を早めに検討することにしよう。

2006年11月29日

google map test

仕事でmovable typeを扱うこともあり、google mapのプラグインを試してみました。

大阪府大阪市此花区

なかなかいい感じ。

11月のある日

今日は時間があるのでもう一つ書くことにする。
毎年11月になると弾いている曲「11月のある日 - Un Dia de Noviembre -」について。
#ベタだが(笑)

この曲を初めて聴いたのはもう10年以上昔になる。フォレストヒル・ギター・アカデミー(当時はフレット楽器モリオカ)という僕が通っていたギター教室のオーナーがよく弾いて聴かせてくれたのを覚えている。初めて弾いたのは4年ほど前。

作曲は南米キューバ出身のLEO BROUWER(レオ・ブローウェル)。ブローウェルは現代を代表するクラシックギター作曲家の一人でその作品には非常に前衛的な曲が多い。しかし、この曲は前衛さとはかけ離れた哀愁ただようバラードのような曲だ。「11月」という秋の雰囲気がよく出ている。

テレビで「情熱大陸」を長く見ている人は、この曲に聴き覚えがあるかもしれない。
何年か前、若いギタリスト大萩康司が出演した時、この曲が彼の演奏で流れた。
彼のデビューアルバムのタイトルがこの曲「11月のある日」だったからだ。

1998年、彼は若くしてキューバのハバナ国際ギターコンクールで第2位、レオ・ブローウェル作品の最優秀演奏賞を受賞した。以来彼は日本に凱旋し、村治佳織と並んで日本を代表する若手ギタリストとして知られるようになった。

その大萩康司だが、実はフォレストヒル・ギター・アカデミーのOBである。更に言えば、僕が大学生でギター教室に通っていた頃、彼は高校生で宮崎から習いに来ていた。いわゆる「同門」だ。その頃は日に焼けた坊主頭の普通の高校生だったのだが、僕が社会に出て数年後に知った彼は、レコードデビューを華々しく飾り、情熱大陸にまで出演する”凄い人”になってしまっていた。

今も僕は11月のある日を弾く時には彼のCDを聴いている。
11月という季節を感じながら。
大萩康司の今後の活躍を期待しながら。

2006年11月30日

みんな元気で!

今日一杯で友人が3人会社を去る。
仲の良い仲間がいなくなると言うのはやっぱり寂しいものだ。

これからもみんな元気で!!

About 2006年11月

2006年11月にブログ「Tetsu Blog」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

次のアーカイブは2006年12月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

2008年03月

            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

最近のコメント

カテゴリー

タグ クラウド